
こんにちは。AIマーケ実験室です。
前回の記事では、ChatGPTを使ってペルソナを作る方法を整理しました。
前回の記事: ChatGPTでペルソナを作る方法|ブログ・WEBサービス・商品設計に使える考え方
ペルソナを作ると、「誰に向けて書くのか」が見えやすくなります。
ただ、ここで次の疑問が出てきます。
「誰に届けるかは決めたけど、どういう順番で文章を書けばいいの?」
これ、かなり大事です。
読者像が見えていても、文章の流れがバラバラだと、伝わりにくくなります。
ブログ記事、LP、商品説明、SNS投稿、サービス紹介文。
どれも、ただ思いついた順番で書くだけだと、読み手が途中で迷いやすいです。
そこで役立つのが、WEBライティングの型です。
文章の型を知っておくと、伝える順番に迷いにくくなります。
たとえば、このブログでも以前、PASONAの法則を使って導入文を比較してみました。
関連記事: PASONAの法則を使うと記事はどう変わる?AIで導入文を比較してみた
でも、ライティングの型はPASONAだけではありません。
PREP、QUEST、AIDA、AISAS、BEAF、SDSなど、目的に応じて使える型がいくつかあります。
正直、最初はアルファベットが多くて「マーケティング用語の英単語テストかな?」と思うかもしれません。
でも、ざっくり用途を知っておくだけでも十分役立ちます。
この記事では、初心者向けにWEBライティングで使える文章の型を整理していきます。
ブログ、LP、SNS、コンテンツ販売、個人開発サービス紹介などに応用できるように、できるだけやさしくまとめます。
この記事でわかること
- WEBライティングの型を使う意味
- PASONA・PREP・QUESTなどの基本
- ブログ・LP・SNS・商品説明での使い分け
- ChatGPTに文章の型を指定する方法
- 初心者がまず覚えたい型
目次
WEBライティングの型とは?
WEBライティングの型とは、文章をわかりやすく伝えるための構成パターンのことです。
簡単に言うと、
何を、どの順番で伝えるかのテンプレート
です。
たとえば、ブログ記事を書くときに、いきなり思いついた順番で書くと、話があちこちに飛びやすくなります。
最初に結論を言うのか。
読者の悩みから入るのか。
具体例を先に出すのか。
最後に行動を促すのか。
この順番によって、文章の読みやすさや伝わり方は変わります。
文章の型は、その順番を考えるための道具です。
| 型なし | 型あり |
|---|---|
| 思いついた順番で書く | 読者が理解しやすい順番で書ける |
| 話が散らかりやすい | 構成が整理されやすい |
| 何を書けばいいか迷いやすい | 次に書く内容を決めやすい |
もちろん、型に当てはめれば必ず良い文章になるわけではありません。
でも、文章を書くときの迷いを減らすにはかなり便利です。
料理でいうレシピみたいなものですね。
レシピを見ても最後の味付けは自分次第ですが、最初の道しるべにはなります。
文章の型を使うメリット
文章の型を使うメリットは、主に3つあります。
1. 書き始めやすくなる
構成の流れがあるので、何から書けばいいか迷いにくくなります。
2. 読者が理解しやすくなる
悩み、結論、理由、具体例などの順番が整理されるため、読みやすくなります。
3. 行動につなげやすくなる
最後に関連記事、申し込み、購入、問い合わせなどの導線を作りやすくなります。
特にWEB上の文章では、読者はじっくり読んでくれるとは限りません。
スマホで流し読みすることもあります。
途中で「これは自分に関係なさそう」と思われると、すぐ離脱されることもあります。
だからこそ、文章の流れは大切です。
WEBライティングでは、内容だけでなく「読む順番の設計」も重要です。
これは、前回まで扱ってきたターゲットやペルソナともつながります。
誰に届けるかを決めて、その人に伝わる順番で書く。
この流れがあると、記事やLPはかなり作りやすくなります。
関連記事: ターゲットとは?誰に届けるかを決めるだけでWEB発信は変わる
関連記事: ペルソナとは?初心者向けに「読者像・ユーザー像」の作り方を解説
PASONAの法則|悩みに寄り添って行動につなげる型
まず紹介したいのが、PASONAの法則です。
PASONAは、読者の悩みから入り、共感し、解決策を提示して行動につなげる文章の型です。
ブログの導入文、LP、商品説明、メルマガなどで使いやすい型です。
| 要素 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| P:Problem | 問題提起 | ブログを書いているのに読まれない |
| A:Affinity | 共感 | 僕も最初は何を書けばいいかわかりませんでした |
| S:Solution | 解決策 | 読者の悩みから記事構成を作る |
| O:Offer | 提案 | この記事で具体的な方法を解説します |
| N:Narrowing | 絞り込み | 初心者向けに、まずは3ステップに絞ります |
| A:Action | 行動 | まずは1記事の導入文から試してみましょう |
PASONAの良いところは、読者の悩みから入れることです。
いきなり説明から始めるよりも、「それ、自分のことかも」と思ってもらいやすくなります。
PASONAが向いている場面
- ブログ記事の導入文
- LPのファーストビュー
- 商品販売ページ
- 読者の悩みに寄り添いたい記事
このブログでも、PASONAを使った導入文の比較をしています。
関連記事: PASONAの法則を使うと記事はどう変わる?AIで導入文を比較してみた
迷ったら、まずPASONAを導入文だけに使ってみるのもアリです。
PREP法|結論からわかりやすく伝える型
次に紹介するのが、PREP法です。
PREPは、結論からわかりやすく説明したいときに使える型です。
ブログ記事、解説記事、ビジネス文書、SNS投稿など、かなり幅広く使えます。
| 要素 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| P:Point | 結論 | ターゲットを決めると文章は書きやすくなります |
| R:Reason | 理由 | 誰に向けるかで言葉選びが変わるからです |
| E:Example | 具体例 | 初心者向けなら専門用語を減らします |
| P:Point | 再度結論 | だから、まずターゲットを決めることが大切です |
PREP法の良いところは、結論が先に来ることです。
WEB記事では、読者が最初から最後までじっくり読んでくれるとは限りません。
だから、先に結論を伝えることで、読み手が内容を理解しやすくなります。
PREPが向いている場面
- わかりやすい解説記事
- ノウハウ記事
- 短めのSNS投稿
- 結論をはっきり伝えたい文章
たとえば、「SEOとは?」のような基礎解説記事にもPREPは使いやすいです。
関連記事: SEOとは?初心者向けに「検索で読まれる仕組み」をわかりやすく解説
初心者向けの記事では、まず結論を出してから理由と例を出すと、かなり読みやすくなります。
QUESTフォーミュラ|読者を絞って行動につなげる型
QUESTフォーミュラは、読者を絞り込み、悩みに寄り添いながら行動につなげる型です。
LPや販売ページ、サービス紹介文などに向いています。
| 要素 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| Q:Qualify | 対象を絞る | ブログ初心者で、何を書けばいいか迷っている方へ |
| U:Understand | 理解・共感 | 最初は記事テーマを決めるだけでも大変ですよね |
| E:Educate | 教育・説明 | 読者像と悩みを整理すると記事は書きやすくなります |
| S:Stimulate | 欲求を高める | 迷う時間を減らして、記事作成に集中できます |
| T:Transition | 行動へ移す | まずはテンプレートを使って1記事分整理してみましょう |
QUESTは、最初に「誰向けか」をはっきりさせるのが特徴です。
これはターゲットやペルソナの記事ともつながります。
関連記事: ターゲットとは?誰に届けるかを決めるだけでWEB発信は変わる
「これは自分向けだ」と思ってもらえると、その後の説明も読まれやすくなります。
QUESTが向いている場面
- LP
- サービス紹介ページ
- コンテンツ販売ページ
- 特定の読者に強く届けたい記事
PASONAと少し似ていますが、QUESTはより「誰向けか」をはっきりさせたいときに使いやすい印象です。
AIDA・AISAS|認知から行動までを考える型
AIDAとAISASは、読者やユーザーが行動するまでの流れを考える型です。
広告、LP、SNS、商品販売、サービス紹介などで使いやすいです。
AIDAとは?
AIDAは、次の流れです。
| 要素 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| A:Attention | 注意を引く | ブログが読まれない原因、実はタイトルかもしれません |
| I:Interest | 興味を持ってもらう | タイトルを変えるだけで、クリックされやすさは変わります |
| D:Desire | 欲しいと思ってもらう | 読まれるタイトルが作れると、記事改善が進めやすくなります |
| A:Action | 行動してもらう | まずは3つのタイトル案を比較してみましょう |
AISASとは?
AISASは、検索や共有まで含めた行動モデルです。
| 要素 | 意味 | WEB発信での例 |
|---|---|---|
| A:Attention | 知る | SNSや検索で記事を見つける |
| I:Interest | 興味を持つ | タイトルや導入文で気になる |
| S:Search | 検索する | 関連情報や評判を調べる |
| A:Action | 行動する | 記事を読む、申し込む、購入する |
| S:Share | 共有する | SNSでシェアする、紹介する |
AIDAは「注意から行動まで」を考える型。
AISASは、そこに検索と共有を加えた型です。
SEOやSNSも含めて考えるなら、AISASの方がイメージしやすいかもしれません。
AIDA・AISASが向いている場面
- SNS投稿
- 広告文
- 商品紹介
- 認知から行動までの流れを考えたいとき
このあたりは、今後のファネル記事にもつながってきます。
人がどう知って、どう興味を持ち、どう行動するのか。
ここを考えると、WEBマーケ全体の流れが見えやすくなります。
BEAFの法則|商品やサービスの販売ページ向きの型
BEAFの法則は、商品やサービスの魅力を伝えるときに使いやすい型です。
LP、販売ページ、サービス紹介文、アフィリエイト記事などと相性が良いです。
| 要素 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| B:Benefit | ベネフィット | 記事作成に迷う時間を減らせる |
| E:Evidence | 証拠・根拠 | 実際に比較した結果、構成作成がスムーズになった |
| A:Advantage | 優位性 | 初心者でも使いやすいテンプレート形式 |
| F:Feature | 特徴 | 見出し作成、導入文作成、CTA作成のプロンプト付き |
BEAFで大事なのは、最初に特徴ではなくベネフィットから伝えることです。
これは次の記事で扱う予定の「ベネフィット」とかなりつながります。
たとえば、商品の特徴だけを伝えると、こうなります。
特徴だけの説明
このテンプレートには、記事構成用のプロンプトが10個入っています。
一方で、ベネフィットから伝えると、こうなります。
ベネフィットを入れた説明
記事構成に迷う時間を減らし、初心者でもChatGPTを使って記事の土台を作りやすくするテンプレートです。
同じ内容でも、伝わり方が変わります。
BEAFは、商品やサービスを紹介するときの順番として使いやすい型です。
SDS法|短くわかりやすく説明する型
SDS法は、短くわかりやすく説明したいときに使える型です。
構成はとてもシンプルです。
| 要素 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| S:Summary | 概要 | ペルソナとは、具体的な読者像のことです |
| D:Details | 詳細 | 悩み、知識レベル、欲しい未来などを整理します |
| S:Summary | まとめ | 読者像が見えると、文章が書きやすくなります |
SDS法は、とにかくシンプルです。
短い説明文、SNS投稿、記事内の小見出し、サービス概要などに使いやすいです。
SDSが向いている場面
- 短めの解説
- SNS投稿
- 記事内のまとめ
- サービス概要文
複雑な型を使うのが難しいときは、まずSDSから試してもOKです。
概要、詳細、まとめ。
この3つだけでも、文章はかなり整理されます。
目的別|どの型を使えばいい?
ここまでいろいろな型を紹介しました。
ただ、初心者からすると、
「結局、どれを使えばいいの?」
と思うかもしれません。
僕も最初はそう思いました。
なので、目的別にざっくり整理します。
| 目的 | おすすめの型 | 理由 |
|---|---|---|
| 初心者向けにわかりやすく説明したい | PREP・SDS | 結論や概要から入るので理解しやすい |
| 読者の悩みに寄り添いたい | PASONA | 問題提起と共感から入りやすい |
| LPや販売ページを作りたい | QUEST・BEAF | 対象を絞り、価値や行動につなげやすい |
| SNSや広告文を作りたい | AIDA・AISAS | 注意・興味・行動の流れを作りやすい |
| 商品やサービスの魅力を伝えたい | BEAF | ベネフィットから伝えやすい |
全部を一気に覚える必要はありません。
まずは、次の3つだけでも十分です。
初心者がまず覚えたい3つ
- PASONA:悩みから入って読ませたいとき
- PREP:結論からわかりやすく説明したいとき
- BEAF:商品やサービスの価値を伝えたいとき
最初から全部使いこなそうとしなくてOKです。
まずは記事の導入文だけPASONAにする。
解説部分だけPREPにする。
商品説明だけBEAFにする。
このくらいの使い方でも十分です。
ChatGPTにライティングの型を指定する方法
文章の型は、ChatGPTとかなり相性が良いです。
なぜなら、AIに「この型で書いて」と指示できるからです。
たとえば、PASONAで導入文を作りたいなら、次のように依頼できます。
PASONAで依頼する例
以下のテーマについて、PASONAの法則を使ってブログ記事の導入文を作ってください。
読者はブログ初心者で、SEOやWEBマーケの専門用語が苦手です。
テーマ:ベネフィットとは?商品の特徴ではなく「得られる未来」を伝える考え方
結論からわかりやすく説明したいなら、PREPで依頼できます。
PREPで依頼する例
以下の内容を、PREP法で初心者向けに説明してください。
結論、理由、具体例、再結論の順番で、やさしい言葉にしてください。
内容:ターゲットを決めるとWEB発信が変わる理由
商品やサービスの説明なら、BEAFで依頼できます。
BEAFで依頼する例
以下の商品説明を、BEAFの法則に沿って整理してください。
ベネフィット、根拠、優位性、特徴の順番で、初心者にも伝わる文章にしてください。
商品:ブログ初心者向けのChatGPT記事構成テンプレート
ChatGPTに型を指定すると、文章の構成が整いやすくなります。
ただし、AIが出した文章はそのまま使うのではなく、自分の言葉に直すのがおすすめです。
このブログでも、AIでたたき台を作り、自分の言葉で仕上げることを大事にしています。
関連記事: AIっぽい文章はなぜ読まれにくい?人間っぽい文章との違いを比較してみた
型は便利ですが、最後に読者に届く言葉へ整えるのは自分です。
AIで土台を作り、人間の言葉で仕上げる。
この流れが、初心者にはかなり現実的だと思っています。
まとめ:文章の型は「伝える順番」のガイドになる
今回は、WEBライティングで使える文章の型を整理しました。
ライティングの型は、難しいテクニックというより、
読者に伝わりやすい順番を考えるためのガイド
です。
今回紹介した型は、次の通りです。
今回紹介したWEBライティングの型
- PASONA:悩みに寄り添って行動につなげる
- PREP:結論からわかりやすく説明する
- QUEST:読者を絞って行動につなげる
- AIDA:注意・興味・欲求・行動の流れを作る
- AISAS:検索や共有まで含めて考える
- BEAF:商品やサービスの価値を伝える
- SDS:短くわかりやすく説明する
全部を一気に覚える必要はありません。
初心者なら、まずはPASONA・PREP・BEAFの3つからでOKです。
- 導入文で悩みに寄り添いたいならPASONA
- 解説をわかりやすくしたいならPREP
- 商品やサービスの価値を伝えたいならBEAF
このくらいの使い分けでも、文章はかなり整理しやすくなります。
そして、ChatGPTに文章を作ってもらうときも、型を指定すると出力が安定しやすくなります。
「誰に届けるか」と「どの型で伝えるか」を決めると、WEB発信はかなり作りやすくなります。
次回は、今回のBEAFでも出てきたベネフィットについて整理します。
商品の特徴ではなく、「読者やユーザーが得られる未来」をどう伝えるか。
ブログ、LP、コンテンツ販売、WEBサービス紹介にもかなり関わる考え方です。
次回予告
次回は「ベネフィットとは?」をテーマに、商品の特徴ではなく、読者やユーザーが得られる未来を伝える考え方を初心者向けに整理します。